前回の「型どり製作 その1」の続きです。
その1は、石膏で型どりした後に、塩ビが湯煎で柔らかくなるか?というトコで終わりました。
で、続きはその塩ビを伸ばした物を、塩ビ溶接棒として実際にやってみます!
そこで、塩ビ溶接機の登場です!
新品です…(^^;
中の袋から取り出し、部品を接続。
面取りした塩ビ管に湯煎した塩ビ(溶接棒代わり)を使って、溶接してみました。
コツがあるようで、難しかったです…(^^;
次に、石膏で固めた内側の物で展開図(真ん中の写真)を作成です。
その展開図を元に、塩ビ板をジグソーにてカット(右の写真)。
その1の終わりで考えた結果がヒートガンで曲げるという事にしました。
カットした物を石膏に載せ、ヒートガンでゆっくり温めながら曲げていきます。
最初に曲げたのが、底になる部分を・・・
加熱した部分が冷えて固くなるまでは、押さえてないとゆっくり(板状に)戻っていきます。
真ん中の写真に写っているピンク色の物は、水を入れたおもりです…(^^;
そのおもりのおかげか、側面部分を曲げるのに重宝しました♫
2枚目の塩ビ板も同じように曲げていきます。
原型の物と同じように溝を付けるのに、型どりした外側を利用します。
それなりに曲げた塩ビを型に入れ、再度ヒートガンで加熱し、内側の型を当てて溝を付けていきます。
これが中々難しく、面積が広いのか柔らかくなるまでに時間がかかり過ぎ・・
柔らかくなったところで内側の型を押し当てるのですがこれも思うように溝?が付きません・・・
妥協じゃありませんが、これ以上何ともならないのでそこそこにして溝付けを終え、
大きめに型どりしてあるので、余分な所をジグソーにてカットします。
カットした後は、塩ビ溶接機にて仮溶接。
始めにしたのは、内側から(真ん中と右の写真)・・・
まだ不慣れなこともあって、塩ビ溶接機の風を当てすぎて黒くなっちゃいました…(^^;
もう一つの片割れは外側から溶接・・・
内側からするより外側からの方が思った以上に綺麗に仕上がりました。
左の写真は外側から溶接を始めた物と、内側から溶接を始めた物の両内側。
真ん中と右の写真が溶接が終わった内側と外側。
溶接が終わった2枚を貼り合わせる前にハトメ加工を。
穴を開ける位置にマジックで位置決めし、ボール盤で穴あけ。
次はハトメをハトメパンチで装着。
この位の穴径になると手で握る物はなく、挟み込んでハンマーで叩く使用の物しかありませんでした。
最初はどの位の力で叩けばいいか分からず、何回か軽く叩いていましたが、最後にはかなり力を込めて叩くようになりました。
いよいよ貼り合わせて入れ物の形に!
ある程度の隙間を紙で作り、仮溶接が終わるまで養生テープにて固定。
仮溶接を終えた後は養生テープを外し、本溶接。
最初の頃よりは上手くなりましたが、これが中々難しいです…(^^;
一通り終えた状態の内側が右の写真。
溶け込み不足がある様なので内側からも溶接が必要ですね…(^^;

内側も終え、外側を綺麗に仕上げて終了。
本当の最後に、最初に外したチェーンをつけて、型どり製作は終了となります。
製作期間は、時間の空いた時にしているのでかなり掛かりました…約2ヶ月(^^;
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